薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

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マスク生活はいつまで続く? はてなブックマーク - マスク生活はいつまで続く?

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新型インフルエンザが関西で初確認されて一週間。

マスク生活も大分慣れました。
とはいえ、家にあるマスクの数はどんどん減って行き、
来週の終わりには無くなってしまいそうです。
もちろん、マスクの在庫はどこにもなく、
しばらくは手に入れることはできません。

オークションで、マスクが10倍の値段で取引されてる、
なんて話は、さすがにばかばかしいと思いますが、
実際マスクが無くなったらどうするか、ってのは、
まだ考えてません。

厚生労働省は、マスク着用について、
「人込みの少ない屋外などで着用する必要はない」
というコメントを出しているのですが、
私たち電車通勤のサラリーマンは、そんな環境は無縁です。

まぁ確かに、毎年インフルエンザが流行する時には、
滅多なことがなければ通勤時にはマスクをしませんでした。
毎日のうがいと手洗いとワクチンのおかげ?で、
インフルエンザにはかからずにすんできました。
今回もそれが通用すればいいのですが、
新型に免疫がある程、年を取ってはいないからなぁ。

来週からは、兵庫や大阪では学校が再開します。
少しでも通常の生活に近づくといいのですが。

このマスク生活の区切りをどこでつければいいのか、
うーん、悩ましい。

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[ 2009/05/22 22:50 ] 病気の話 | TB(-) | CM(-)

強毒性を得る仕組み。 はてなブックマーク - 強毒性を得る仕組み。

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今回の新型インフルエンザは、「弱毒性」というタイプです。弱毒性ウイルスは、呼吸器系のみに感染して症状を起こすタイプのウイルスで、比較的症状は軽いとされています。

一方、これまで鳥インフルエンザ対策において警戒されてきたのは「強毒性」というタイプのウイルスです。強毒性のウイルスでは、呼吸器系のみならず、全身の臓器にウイルスが感染し、ウイルスに対する過剰な免疫反応が起きて、重篤な症状をおこし、全身の臓器の機能が低下して死に至ることもあるとされています。

さて、この「強毒性」というのは、どのような仕組みで起こるのでしょうか。一部の強毒性ウイルスでは、以下の様な仕組みが報告されています。

インフルエンザウイルスが細胞に感染するためには、インフルエンザウイルスとウイルスの標的となる細胞がくっつき(融合し)、細胞の表面にウイルスの中身を入れるための穴をあける必要があります。この時に用いられるのが、ヘマグルチニン(以下HA)というタンパク質。

このHAがきちんと働くためには、HAの構造が酵素タンパク質(プロテアーゼ:タンパク質消化酵素)によって変化を受け、活性化される必要があります。

弱毒性のウイルスでは、この活性化を起こすことが出来るのは「気道の中だけにあるプロテアーゼ」です。そのため、ウイルスが体内に入っても、呼吸器系の細胞にしか侵入することが出来ません。

ところが、一部の強毒性のウイルスでは、このHAの構造が変異をおこしてしまい、「体内のいろんな臓器の細胞にあるプロテアーゼ」で活性化が出来るようになってしまいます。そのため、ウイルスが体内に入るといろんな臓器の細胞に侵入することが出来るのです。

強毒性の原因が分かれば、それを薬で押さえ込めるのではないか、と思えます。しかし、上で書いたように「体内のいろんな臓器の細胞にあるプロテアーゼ」が強毒性の原因であるとなると、このアイデアを実行するのは難しいかもしれません。いろんな臓器にある、ということは、正常な細胞の働きに必要なタンパク質である可能性が高いからです。

インフルエンザウイルスをやっつける新薬の開発というのは、エイズウイルスや肝炎ウイルスに対する薬などと比べると、まだまだ手が付けられていない未知の部分が多いと思います。タミフル、リレンザ、T-705(臨床試験中の新薬)に続く薬が作れる可能性はまだまだあるのでは、と思います。

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[ 2009/05/19 00:37 ] 病気の話 | TB(-) | CM(-)

ウイルスがいても平和な空。 はてなブックマーク - ウイルスがいても平和な空。

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今日の通勤は、マスクを付けて行きました。

行きの電車では、3分の1くらいの人が、
帰りの電車は半分くらいの人がつけてました。
大阪に近づくにつれ、マスク密度は増えてますね。
そんな中、青いマスクとか、花柄?マスクとか、
いろんなマスクがあるんだなぁ、と思ったりして。

会社のある駅の構内のドラッグストアでは、
マスク売り入れの看板がでーんとはってあります。
いつもなら自転車で投稿する女子高生の姿もなく、
なんだか寂しい感じがします。

会社は、本社からの電子メールで、
「通勤時のマスク着用」「国内出張自粛」の通達。
ただ、感染が報告されてる街で住んでる人は、
それほどの実感は感じてなさそう。
「マスク着用、っていっても、マスクが手に入らないよ」
なんて話が、あちこちから聞こえてきます。

大阪で開催予定の学会の中止のお知らせも流れて来ました。
確かに、学会ってのは狭い会場にたくさんの人が集まって、
研究者同士がわいわいと討論する場所なんで、
確かにウイルス感染があってもおかしくない場所です。
行き過ぎかどうかはわかりませんが、
とにかく嵐が過ぎるまでは安全策、なのでしょうか。

実験しながら聞いてるFMラジオでは、
いつもの明るいDJのトークのところところで、
定期的に発熱センターのお知らせをしています。
外は、気持ちがよい青空、ボサノバの明るい音楽、
なんか不思議な感覚だなぁ。

テレビでは不安をあおるような報道が多いけど、
実際の雰囲気は、まだまだ平和なものです。

この雰囲気が殺伐になったときこそ、本当の緊急事態。
そんな事態がこないよう、とりあえずはうがいと手洗いです。
(最近の終わり方はこればっか(笑))

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[ 2009/05/18 22:07 ] 病気の話 | TB(-) | CM(-)

新型インフルエンザがやってきた。 はてなブックマーク - 新型インフルエンザがやってきた。

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いよいよ新型インフルエンザがやってきました。
私が使っているJRの路線沿いの街で、
高校生の感染者が続々と確認されています。

幸い、重い症状の方はいないようで、
いまのところはほっとしています。

私が勤めている研究所の同僚には、
感染が報告された街に住んでる人がたくさんおり、
非常に身近な問題になってきました。
明日は、研究所でいろいろな注意喚起があると思います。

通勤電車、とくに大阪方面からの帰りの電車は、
いつも結構混んでいるので要注意。

自分が感染するのは嫌だけど、菌を持って帰って。
家の子供たちに感染させるのが、親としては一番恐いです。
大人は症状が軽く、薬で治すことが出来ますが、
小さい子供のインフルエンザは、季節性でも新型でも、
やっぱり何が起こるかわからないので。

季節性インフルエンザの場合は、
ワクチンを打っているので、何となく安心感があるのですが、
今回は免疫をもっていないということで、
やはり警戒度を高めるつもりです。

とりあえず、明日からはマスクをつけて通勤します。
外から帰ったら、うがいと手洗いも忘れずに。
簡単なことを確実にしていきたいと思います。

追記
某スポーツ新聞の記事で「阪神大感染」なんて表現があったけど、これには非常に不快感を感じます。
マスコミの姿勢が問われますね。

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[ 2009/05/17 12:41 ] 病気の話 | TB(-) | CM(-)

準備はできている~新型インフルエンザ~ はてなブックマーク - 準備はできている~新型インフルエンザ~

新型インフルエンザの感染者が、
カナダから帰国した日本人で確認されました。

何度も「陰性」の報道が繰り返され、
段々、他国の遠い世界の話だという感じがしてなか、
世の中の現実を突きつけられた感じです。

とはいえ、この一週間あまりの間に状況は変わりました。

「新型インフルエンザ」が報道され始めた時には、
「正体が分からない不安」が蔓延していました。

しかし、現段階においては、
・新型インフルエンザの症状は通常のインフルエンザの症状と同程度で、早期に発見すれば十分に治療可能。
・適切な措置により、急激な感染拡大の予防は可能である。
・抗ウイルス薬「タミフル」「リレンザ」が効果を示す(ただし、通常のインフルエンザに効果がある「アマンタジン」は効果がない)
・当初に比べ感染の迅速な確認が可能になった。

などの情報が手に入るようになり、
対応策を取ることも出来るようになりました。

今回の新型インフルエンザは、現在のところ、
「全く手が出せない、恐ろしい病気」ではありません。
私たちには「準備ができている」のです。

たとえ、国内で感染者が出たとしても、
きちんとした対応が取られていれば、大丈夫です。

準備ができている相手を、むやみに恐れる必要はありません。
とはいっても、全く他人事というのもいけません。
落ち着いて、自分に出来る「うがい手洗い」を実践する、
ところから始めましょう。

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[ 2009/05/09 11:39 ] 病気の話 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
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お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

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