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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

グラフ1枚、*一つ はてなブックマーク - グラフ1枚、*一つ

実験データを取り終わり、
エクセルで計算して、グラフを出して、
専用の統計ソフトを使って解析します。

このソフト、薬が効いているかどうかを判定するという
大変に大事な役目をもっています。

いくらグラフの上で薬が効いているように見えても、
このソフトでOKがでなければ、世の中で通用しません。

私たちに取っては、神さまみたいなソフトです。

判定は、統計学にのっとった計算によって
厳正におこなわれます。
実験を行う前から判定方法は決められているので、
ズルや手心は一切なし。

判定は、あっというま。
ずらずらっと数字が出てきて、終わりです。

p valueっていう数字が結果を決めます。

p value < 0.05 であれば、バンザイ!
とりあえず、人前で胸はって薬が効いてるって言えます。

一日で終わる試験でも、半年かかる実験でも同じ。
p valueが出る瞬間が、一番緊張します。

p value < 0.05 であるときには、
この業界の慣習に従って、
グラフの上に*(アスタリスク、星)を付けます。

半年やった実験の結果が、グラフ1枚、*一つ。
はじめて見る人に取っては、ただのシンプルなデータですが、
その影には、多大な努力と、研究者の歓喜が見えてくるんです。

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[ 2007/07/05 22:38 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
http://kentapb.nobody.jp/
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