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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

細胞さんのお引っ越し はてなブックマーク - 細胞さんのお引っ越し

火曜日に起こした細胞さん、元気に増えてくれました。

細胞さんは、フラスコの底でどんどん増えて、
フラスコの底、ほぼ一杯になりました。
というわけで、今日は、広いお家(フラスコ)に引っ越しです。

細胞さんをPBSっていう液で洗ってあげて、
トリプシンという酵素を反応させると、
細胞さんはフラスコからはがれます。

遠心機で細胞を洗ってあげて、新しい培地で一休み。
この細胞全部を引っ越すと、すぐフラスコ一杯になるので、
1/10位の量の細胞さんを測り取り、
新しい培地がはいった数本のフラスコに加えます。
これで引っ越し完了。

この細胞さんの引っ越し作業を「継代」と呼んでます。
細胞さんの増えるスピードを考えて、時々やっています。
継代は、一週間に1-2回くらいが普通でしょうか。
で、継代をした回数を継代数って呼んでます。
継代数が多ければ多いほど、細胞さんを長く培養してるってこと。細胞さんの年齢みたいなものですね。

世の中普通に使われてる、がん細胞由来の細胞さんとかは、
いつまでも増え続けるので、継代数はどんどん増えていきます。
現役バリバリの、すんごい年寄りもみかけます。

でも、
「今度使う白雪姫には、ちょっとした細工がしてあるので、
ある継代数まで行くと、多分データがとれなくなるよ」
と、白雪姫のお父さん?の研究者は言ってました。

白雪姫、目覚めてしまうと、いつまでもお姫様ではいられない。
厳しいなぁ。

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[ 2007/06/15 22:46 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
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