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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

今日はネズミの観察の日。 はてなブックマーク - 今日はネズミの観察の日。

今日はネズミの観察の日。
ネズミに大量の化合物を飲ませて、
異常が出るかどうかを観察します。

この試験、化合物の安全性を確認するという意味合いがあるので、
出来るだけたくさんの量の化合物を飲ませます。
出来るだけたくさん、、というのは、
これ以上の量を投与しても、血液に吸収しきれない量ということで、血液の中の化合物の濃度を測って決定します。

今回、どのくらいの化合物を飲ませるかと言ったら、
ヒトでの投与量に換算すると20g以上。
もちろん、粉と水で飲むというわけにはいかないので、
コーンオイルに溶かして(というか、均一になるよう混ぜて)
注射器に付けた管(ゾンデ)を通して飲んでもらいます。

前にやった予備実験から、
化合物を投与してから6時間の間、
血液の中に化合物が残っていることがわかっていたので、
6時間ネズミを観察です。
といっても1時間おきに15分くらいずつ、
いくつかの項目について調べます。
(数人がかりで10項目以上)。

今回は6時間で済みましたが、
場合によっては8時間とか10時間の場合もあります。
長丁場の実験ですが、適度に休憩が入るので、
肉体的には意外に楽です。
ただ、ここで変な行動が起きると、
プロジェクトが即ストップになりかねないし、
見逃しは許されないので、結構ドキドキする実験でもあります。

今日の結果は、異常なし。
まぁ、予備実験で、変な兆候はがなかったんで、
予想された結果ではありますが、
やっぱりホッとしますね。

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[ 2007/05/22 23:01 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
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