薬作り職人のブログ

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「計画停電」やるなら、早いうちに計画立てて、きちんとやってね。 はてなブックマーク - 「計画停電」やるなら、早いうちに計画立てて、きちんとやってね。

「計画」というのは、前もってきちんと策定されていないと意味がありません。また、書かれているとおりに行うことを前提として様々な対応を考えたり実行したりします。そのため、早いうちに計画をたて、かつ、きちんと実行してもらわないと、いろいろなところでトラブルが生じることになります。

 

計画停電というのは、まさにその典型的な例です。

 

関西の使用制限令見送り 1日2時間の計画停電準備 - 47NEWS(よんななニュース)

 

火力発電所の大規模なトラブルに備え、北海道、関西、四国、九州の4電力で計画停電の準備を進める。実施する際は1日1回、2時間程度にとどめ、事前に公表する。

 
「火力発電所にトラブルがあった場合」という縛りが付けられているので、「基本的に計画停電はないのだけれど緊急時には実施する可能性がある」と読み取れます。しかし、こういう実施のされ方が、計画停電を受け入れなくてはいけない側、とくに大口のユーザーにとっては一番困ると思います。
 
 
研究所の場合、きちんと電気の使えない日にちなり時間なりがわかっていれば、ある程度の対応は可能です。しかし、それはあくまで事前(それも週レベル)に通知されている時の話です。前日にいきなり、明日実施しますと言われて、スムーズに対応しろという方が無理です。研究環境の維持(生き物の管理、サンプルの管理、長期に渡る試験の対応)には、「万が一の場合に対応できればよい」というレベルの対応はほとんど意味がありません。
 
 
 
研究所が停電に対して無力なわけではありません。例えば、研究所の電気設備の点検・修理の際には、全研究所で電源を止めることがあります。これらは、事前に実施日・時刻(もちろん休祭日ですが)が指定されています。そのため、それなりの準備と対応をすることが可能です。
 
 
全体のリスクを減らすために、大口のユーザが停電を受け入れるのは仕方がないことだとも思います。しかし、そのためには、「万が一の時に停電に協力してね」というよりは、「こういう時期に必ず停電させるから協力してね」というやり方が、本来は必要なんじゃないかと思います。
 
 
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[ 2012/05/17 22:54 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
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