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研究者にとっての、作業服と白衣。 はてなブックマーク - 研究者にとっての、作業服と白衣。

白衣生活から卒業して、はや一ヶ月。スーツにネクタイ姿でのお仕事にもだいぶ慣れてきました。とはいえ、勤め先が研究所であることに変わりはないので、目の前にはやっぱり白衣姿の研究員がうようよいます。

 

研究所の着衣は、作業衣または白衣ということになっています。作業衣と白衣どっちを選んでもよいのですが、化学系の研究員は作業服を選ぶ人が多く、生物系の研究院はほとんど全員が白衣を選ぶという感じです。私は生物系だったので、作業衣は一着も持っておらず基本的には白衣で過ごしていました。

 

化学系の研究員が作業衣を選ぶのは、「白衣の裾や袖でものを引っ掛ける危険を避けるため」とのことです。化学系の実験では、実験台の上やドラフトチャンバー(有害な気体が発生するときや、揮発性の有害物質を取り扱うとき安全のために用いる局所排気装置)の中に、反応のためのガラス器具や反応に用いる試薬などがたくさん置かれています。これらのものが白衣に引っかかり転倒すると、思わぬ事故や怪我の原因となるのです。

 

会社から支給される作業服は、白衣とは違い、長袖のブルゾンタイプとズボンなので、そのような心配はありません。作業服が厚手の生地でできていて、化学薬品がかかってもひどい怪我を避けうる、なんていう理由もあります。

 


追記(5/3):作業服の場合には、難燃性がある、帯電防止(静電気により着火防止)機能などの特徴も有用です。その一方、何かあった時に白衣のようにはすぐ脱げない、なんて欠点もあります(@nazarovsanさん、@miz3109さんからの情報)


 

 (あくまでイメージです)

AITOZ | ワークパンツ(2タック)【春夏】 作業着 #AZ-5372

 





大学などでは、作業服がないこともあり、化学系でも白衣を着用して実験されている方が多いのではないかと思います。その時には、いろいろと注意しなくてはいけないことがあります。以下のサイトでは、化学実験の時の服装で気をつけなくていけないことが簡潔に書かれています。

(5/3追記)「大学などでは、作業服がないこともあり」の点について、指摘を受けて調べてみた。大学でも、実験時の作業服を支給している研究室はありますね。また、物理系や工学系では作業服で実験という方が多いという意見もツイッターでいただきました。

例:東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境システム学専攻 大島・大友研究室

 

北大理学部化学科学生実験安全情報・・・③服装について

白衣だけでなく保護メガネや靴についての注意も。実験されている方はご一読を。

  


一方、生物系の研究員の場合は、実験時の事故や怪我の可能性が化学系ほどは高くないこと、作業服が厚手の生地で窮屈なこと、などがあって白衣を選ぶのだと思われます(私はそうでした)。とはいっても、裾の長い白衣はものを引っ掛ける可能性があるので、KC型白衣とズボンを着用していました(KC型白衣と呼ぶ理由は、薬作り職人のブログ過去記事「白衣」から)

 

 KC型白衣の例(あくまでイメージです。会社のは純白)

【メディカルブック】ストレッチドクターウェアSP-698 男子スラックス  (ST-211) (S)

 

医療関係者の間では、KC型の白衣もよく見られますが、いわゆる「普通の白衣」 というのもよく着られているようです。とはいっても、世の中にはいろいろと白衣に対するニーズがあるようです。以下の記事を見ると、白衣の世界というのも奥深いものだなぁ、と思います。

 

20数年ぶりに白衣を購入することにした | 今日も脳天気

 

 

 

こんな世界ともお別れかぁ、というのは、残念とというかなんというか、複雑な気分でもあります(笑)。

 

 

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[ 2012/05/02 23:44 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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