薬作り職人のブログ

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内輪のフィルター。 はてなブックマーク - 内輪のフィルター。

一つの部署に長いこといると、「内輪のフィルター」という厄介なものが身につきます。「内輪のフィルター」とは、自分の知ってる範囲内、理解できる範囲のものしかものが見えなくなり、判断できなくなること。「内輪」という言葉がつくのは、このフィルターが「内輪の人としか議論しないこと」によって構成されるから。

このフィルターの存在を、自分自身で気づくことは出来ません。身内ではない人と、お付き合いではない本気の議論をし、徹底的に批判されることで、はじめてこのフィルターの存在を知ることが出来ます。内輪のフィルターが外れると、自分が理解していると思い込んでいることが、実はまだまだ不十分なものであることがわかります。そして、自分の回りにいる人のほとんどが、同様に不十分な知識しか持っていないということもわかります。

不十分な知識しか持っていないこと自体は、それほど問題ではありません。不十分な知識しか持っていなければ、それを補うための手段を作ればいいだけだからです。問題なのは、内輪のフィルターのために不十分な知識しか持っていないことに気が付かないこと、そして、そのために有用な情報や大事な判断について見逃しや誤りをしてしまうことです。そして、内輪のフィルターがある限り、内輪のフィルターに起因する見逃しや誤りをしても、その原因が自分たちの不十分さにあることに気づくことができません。

内輪のフィルターを外すには、他者との交流と、甘えが許されない厳しい議論が必要です。研究現場から一歩ひいた立場にある私は、そのような内輪のフィルターを外すための役割をしなきゃいけないのだな、と思う次第です。それとともに、新しい部署における「内輪のフィルター」が自分の中に構成されていないので、このフィルターがかからないうちに生の部署の姿を把握したいものだと思います。
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[ 2012/04/09 23:21 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

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http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
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