この一週間、会社でも家でもPCの前に缶詰になって、仕事の最後の追い込みをしてました。更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。
基本的に、朝から寝るまでずっとワープロソフトの前で英文作成作業をしてました。できるだけ平易な表現を選んで、思いつくままにどんどん英文を書き(というか、すぐ思いつくのは定番表現の平易な表現しかない)、どうしても思いつかない表現とか使用法が怪しい単語・表現は、オンライン辞書やGoogle Scholarとかで用例を調べます。
オンライン辞書で使ったのは、
Weblio辞書。もともとは、「○○ 英語」でgoogleで検索すると、いつも候補の先頭近くに出てくることから使い始めたサイトでした。ところが、実際に使ってみると、研究社新英和中辞典とライフサイエンス辞書(
ライフサイエンス辞書プロジェクトが作成しているライフサイエンス関連では非常に優れたオンライン辞書)が同時に引けるという、すごく便利なことに気が付きました。とくに、ライフサイエンス辞書の項出表示される、シソーラスの一覧や共起表現は本当にありがたかったです(
例:Weblio辞書でincreaseを検索した結果)
(2012/4/11追記)Google Chromeを使用しているのですが、
Weblioエステンションを導入することでマウスオーバー辞書を導入することが出来ます。
Google Scholarは文献検索につかうより、Weblio辞書なんかでみつけた単語や表現が、実際に論文でどういうふうに使われてるかの検索に使ってました(英語版の方を使ってます)。また、アスタリスクを使ったワイルドカード検索を使って、どんな前置詞を使うのか、なんてことを調べたりもしてました(具体的には、「Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本という本」に書かれた方法です)。普通のGoogleで検索してもいいのですが、やはり専門用語が入ってくる文章だと、候補が絞り込めるScholarの方が圧倒的に使い勝手が高いです。(もちろん、ふつうのgoogle で専門用語を入れて、Scholarの検索結果にリンクするものを選ぶという手もあります)
いろいろなオンラインの英語関連サイトがありますが、時間に追われているなかで使うものが絞られるとなると、上記の2つがあれば最低限の事ができると思います。もっと余裕があれば、英英辞典のサイトとか海外のシソーラスサイトを使ったのですが。ちなみに、英英辞典のお気に入りは、
THE FREE DICTIONARY, シソーラスのお気に入りは、
Visuwordです。
もちろん、英文を書くだけで終わりません。複数の英文の組立が待っています。こっちのほうが英文書く頭が疲れます。英文がかけても、複数の英文の組立がうまくいかないと、話は伝わらないので、一つの英文書くよりこの部分のほうが重要です。英文パラグラフの規則(話題は一つ、先頭にキーセンテンス、その後に具体的な事例)に気をつけながら、この規則に沿うように一つ一つの英文の修正をします。パラグラフがいくつかできると、自分の言いたいことがうまく伝わってるかどうか、と言うところに気をつけながら、パラグラフの位置を大胆に並べ替えたりもします(これはワープロだから楽)。時には、パラグラフを並べ替えてるあいだに、もっと良い話の流れを思いついたりもします。そうなると、新しい英文を書くことになったりもします。大事なところというわけで、今回は、この組立のところに一番時間をかけました。
昨晩の夜遅く、話が全部つながってゴールが見えたときは、頭の中が真っ白になりました。何もなくなった「真っ白」ではなく、混沌とした灰色の景色が「真っ白」になりすっきりした、という感じです。大量の英文を書くのはしんどいですが、この「真っ白」という感覚はランナーズ・ハイみたいな感じで、とても気持ちが良いものです。
まるまる一週間、ブログ休んだのはこういうわけでした。今週からは、ぼちぼち更新を再開しようかと思います。
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