薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

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一つのことだけに目が行ってしまうと、他の可能性が見えなくなってしまうものなのだ. はてなブックマーク - 一つのことだけに目が行ってしまうと、他の可能性が見えなくなってしまうものなのだ.

トマトジュースが大人気というニュースは、まだまだあちこちで取り上げられているようです。そんな中、こんな話題も取り上げられるようになりました

トマトジュース騒動 毎食200ml摂取なら塩分2.4gで心配の声

 調べてみると「人間にも同じ効果があるかどうかは現時点ではわからないが、マウスに与えた成分を人間の食事に換算するとトマトなら毎食2~4つ、トマトジュースなら毎食200mlに相当する」とは発表しているが、ざっくり意訳するとしても、「メタボで高血圧で脂肪肝の人は、トマトをたくさん摂取すると、わかんないけどいいことあるかも」レベルの話のよう。

 ちなみに普通のトマトジュースを毎食200mlずつ飲むと、摂取する塩分は約2.4gとなる。WHO(世界保健機構)が提唱する塩分摂取量の目安、1日5~6gの約半分に到達してしまう。これに塩分量3.8gのビーフカレーを一皿食べてしまうと、もう一日あたりの摂取量をオーバーしてしまうことに。ちなみに天丼、カツ丼、ラーメン、天ぷらそばなど、外食の定番メニューにはほとんどがビーフカレーと同等かそれ以上の塩分が含まれている。



トマトジュースを飲むと、トマトに含まれる成分が体に良い。ただ飲み過ぎると、逆に塩分のとりすぎになって体によくないかもしれないよ、という記事です。この記事見た時には「トマトの特定の成分に注目してしまうと、他に含まれている塩分のことを無視することになり都合がわるいことも起こりうる、ということなんだよなぁ」、と思いました。表面上の話題ばかり見ていると、隠されている他の欠点が見えなくなる、ということですよね。

ところが、この話をツイッターで取り上げたら「無塩分のトマトジュースもあるよ」なんてことを教えてもらいました。なるほど、無塩のトマトジュースを飲むならば、少なくとも塩分を気にする必要はないわけです(もちろん、メタボ予防効果についての確証は高まらないですが)。味はあまり好まれているわけではないようですが、普通のスーパーややAmazonのような通販サイトで得られているようです。調べてみると、トマトジュースに含まれている塩分は、元々トマトに含まれているものではなく、トマトの絞り汁に添加されているものだそうです。ということは、もともとの絞り汁は「無塩」ということになるんですね。私は、トマトジュースが飲めないので、このあたりのことは今回の話題を知って初めて知りました。

いやはや、一つのことだけに目が行ってしまうと、他の可能性が見えなくなってしまうものなのだ、ということを痛感しました。私も、トマトジュースをどんどん買い込む人のことを色々言えたものではありません。とはいえ、今回の騒動でトマトジュースをたくさん買ってる人は、「普通のトマトジュース」と「無塩のトマトジュース」のどちらを買ってるのかなぁ、とは思いますが。

ニュースというのは「売り」がないと読んでもらえません。一つの記事に「売り」がいくつもあると、インパクトが薄れます、ということで、記事で取り上げられていることは、全体の中のごく一部ということが多いです。「売り」の裏に隠れてるいろんなことっていうのは、一度立ち止まって考えてみないと見えてきません。たとえ、自分が知識を持ってないことだったとしても、いろんな人と話してみることで見えてくることがあります。

無条件に情報を受け入れる前に、自分で考えたり調べたり人と話したりして、一度立ち止まって考えてみるってのは大事な事ですね。
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[ 2012/02/18 22:40 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
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http://drugname.onmitsu.jp/

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