薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

スポンサーサイト はてなブックマーク - スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

人と機械の「ものの見方」の違い。 はてなブックマーク - 人と機械の「ものの見方」の違い。

「人と機械の違い」ってのは色々ありますが、「観察対象に対するものの見方」ってのは、大きな違いだと思います。実験とかやってると、こういうことをよく実感します。

顕微鏡下での組織の観察なんかだと、画像をパソコンに取り込んで定量的に解析するっていう手法が用いられるんですが、そういう「定量的データ」が、はたしてどこまで「ものを見ている」のかな?と思うこともしばしばあります。「定量的データ」よりも、「全体を人の目で見た感じ」の方が、なにかもっと「ものを見てる感じ」がすることがあるのです。

機械は、自分に求められた仕事は完璧にこなせますし、サーベイしろと言われた事柄については、測定できる範囲内、プログラムで決められた範囲内で、詳細かつ正確なデータを出します(もちろん、調整がきちんと為された場合)。しかし、それ以外の事柄については、機械が自分の意志や判断で、観察対象に眼を向けることはありません。

これに対して、人の場合は全ての詳細を詳細かつ正確に把握するというよりは、直感的に全体をみて、その中で違和感を感じたものを詳細・正確に見る、っていう見方が多いような気がします。目の前の観察対象について、詳細をきっちり把握しようとすると、逆に肝心なとこを見逃してしまったりします。また、あらかじめ指示されていないことも、何かの刺激でふと思いついたり、気がついたりします。周りの雰囲気や気配、心のなかでずっと考えてきたことやふと思った不安、などが、そんなきっかけを作り出します。発明発見の世界で見られる「セレンディピティ」(何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能)も、こういうところに起因するのだと思います。

もちろん人の認識が全て正しい訳ではありませんし、自分の心のなかの思いで認識する範囲が変わってしまうというのは、「先入観」を生じて返って視野を狭めてしまうこともありえます。このあたりも、マニュアル通りに扱えばよい測定機械とはちょっと違ったところですね。

実験データを取るってことは「ものを見ること」。機械の特性、人の特性を生かした上で、よいデータを取っていきたいものです。


↓↓いつも応援ありがとうございます。m(_ _)m↓↓。
人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ(モバイルの方はこちらから)
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

[ 2011/12/25 18:39 ] ひとりごと | TB(-) | CM(-)
 

スポンサードリンク

この日記のはてなブックマーク数

このブログが生まれて
最近のコメント
プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
http://kentapb.nobody.jp/
でどうぞ。


本ブログに関するご質問・ご意見などはこちらまで↓
ご使用の際は、@マークを半角に直してください。

kentapb@gmail.com

トラックバック


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...