薬作り職人のブログ

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薬作りと脱ラジオアイソトープ。 はてなブックマーク - 薬作りと脱ラジオアイソトープ。

薬作りの世界では、放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を使用することがあります。いうまでもなく、放射線を発生する能力を持つ放射性物質です。生体に対する薬の結合能力を測ったり(受容体結合試験)、酵素反応における反応物の量を測ったり、RIAって方法でホルモンなどの量を測ったり、生体内での薬の分布の仕方(薬物動態)を調べたり、、ラジオアイソトープを使える用途は沢山あります。私が会社に入ったころ(十数年前)は、ラジオアイソトープ使う実験ってのは必須項目のようなものでした。大学院時代もそうでしたし。

とはいっても、現在は、上に上げた用途の中で、ラジオアイソトープを使わなくてもできるようになったものは結構あります。ラジオアイソトープは、放射性物質なので取扱も廃棄も非常に面倒(安全面でも法律面でも)です。そこで、「脱ラジオアイソトープ」というのは、一時期、試薬関連でよく見るキーワードとなりました。特に、生体物質の量を測る場合は、ラジオアイソトープを使わなくても、抗体を用いたELISA法のキットをもちいることが可能になりました。ものすごく高価なキットではありますが、ラジオアイソトープを扱う手間とか時間などを考えると、費用対効果は抜群です。ラジオアイソトープが主役だった受容体結合試験においても、蛍光物質を用いた評価法(HTRF法)などが、ラジオアイソトープの代わりを十分に果たせる、なんて場合も出てきました。私も、最近はラジオアイソトープを使わなくなりました。

それでも、どうしてもラジオアイソトープが欠かせない分野(薬物動態)や、ラジオアイソトープを用いると抜群に感度良く測定ができたりする実験もあります。「脱ラジオアイソトープ」の動きも一段落、研究所内ではそれなりの数のラジオアイソトープを用いた実験が行われています。この状況は、当分変わんないんじゃないかと思います。



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[ 2011/11/27 22:40 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
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