薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

スポンサーサイト はてなブックマーク - スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

修士論文を書くということ。 はてなブックマーク - 修士論文を書くということ。

こんな記事を見かけました。

大学院、来年度から修士論文不要に 筆記試験などで審査

文部科学省は26日、大学院で修士論文を作成しなくても修士号を取得できるよう省令を改正する方針を決めた。博士号取得を目指す大学院生が主な対象で、論文の代わりに専攻だけでなく関連分野も含めた幅広い知識を問う筆記試験などを課す。大学院の早い段階から専門分野に閉じこもるのを防ぎ、広い視野を持つ人材を育てる狙い。来年度から適用する。



修士論文、私も書きました。20年くらい前のはなしですが。修士論文の内容から、投稿論文を一本書いて学会発表もやりました。なんにも知らなかった学部生から、2年間で一端の研究者のような成果が出せた(もちろん指導教官やドクターの先輩方のご指導の賜物なのですが)のは、良い体験だったと思います。

今回の記事で紹介されているのは、博士課程に進学する学生さんには修士課程の作成を課さないようにする、ということのようです。

博士課程に進学する学生さんは修士課程2年と博士課程3年あわせて5年、大学院で過ごすことになります。これまでのイメージだと、博士課程に進む人は、修士課程の2年で修士論文を書いて足腰を鍛え、残りの3年で自分自身のテーマを見つけ出し博士論文にまとめ上げる、という道のりを歩みます。

修士論文の結果自体は、中途半端で未熟なとこがあるものかもしれません。とはいえ、修士論文をまとめることで、自分がこれまでやってきたことの背景とか研究分野全体の中での位置づけを再確認できる事はできます。

修士課程の2年間というのは「期限」がしっかり決まっています。そのため、そこから逆算して自分が何をすれば良いのか、どうまとめれば良いのかを決めることができます。で、そのまとめる過程で自分がどういう立ち位置にいるのか、を自然に意識する様になるのだと思います。

博士課程に進学する人は大学院で5年間は過ごすことになるんですが、どこかにきちんとした区切りがないと、こういうことが疎かになったりしないのかなぁ、と思ったりします(指導する人が、研究期間の感覚とかを、きちんと意識して学生さんに伝えていれば良いのでしょうが)。

もちろん、修士論文を書かないとしても、投稿論文や学会発表をすることができれば、この目的は十分達成できます。この制度が実際に施行されるかどうかはまだわかりませんが、少なくとも2年間やってきたことを他者に説明する、きちんとした文書の形でまとめ発表する、という形式は(たとえ博士課程に進学する人であっても)必要なんじゃないかなぁ、と思います。



↓↓いつも応援ありがとうございます。m(_ _)m↓↓。
人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ(モバイルの方はこちらから)
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

[ 2011/10/26 23:42 ] ひとりごと | TB(-) | CM(-)
 

スポンサードリンク

この日記のはてなブックマーク数

このブログが生まれて
最近のコメント
プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
http://kentapb.nobody.jp/
でどうぞ。


本ブログに関するご質問・ご意見などはこちらまで↓
ご使用の際は、@マークを半角に直してください。

kentapb@gmail.com

トラックバック


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...