薬作り職人のブログ

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「これってホント??」っていうデータ はてなブックマーク - 「これってホント??」っていうデータ

実験をやってると「これってホント??」っていうデータは、時々出てくるものです。

ホントなら、今までやってた実験方針をガラリと変えないといけない、とか、逆に今まで手こずってた難題にブレークスルーが起こるとか。

とはいえ、たった一回の実験では、そういう「おいしいデータ」は信用することが出来ません。「実験データの解析ミス、実験材料のブレ(とくに生き物を用いる場合)で、たまたまそのような結果が出た」という可能性は結構高いものです。

したがって、自分で出した「おいしいデータ」を採用する時には、最低限、解析ミスや材料のブレによるデータの取得ミスがないことを確認しなくてはいけません。

方法としては、「同じデータがもう一度取れるかどうかを確認するための実験を行う」とか「この実験で得られたことが、別の方法でも確認できる」などが挙げられます。普通、これらの過程(追試、といいます)は、自分自身で行うか、もしくは同じ研究組織内の他者にお願いすることになります(わざわざ、自分が得たすごいデータを外部に漏らすことはありません)。

とはいえ、世の中、「本当に凄い」というか「常識を覆すかもしれない」データの場合は、他者に確認をお願いするということもあるようです。

ここ数日、科学系のニュースで盛り上がっている、「ニュートリノの速度が光速を超えた?」という実験結果は、まさにその例なのだと思います。これまで、現代物理学の基本原理である特殊相対性理論の前提(質量を持つものは光より速く移動することができない)を覆すかも知れないすごいデータ。

もちろん、研究者たちは自分たちのデータについて、データを色々と解析したとのことです。それでも自分たちだけでは、どうしてもデータの不備が見つけられない。そこで、他の研究施設でもこの結果が再現できるか確認して欲しい、、という表明がでることとなりました。

普通は、凄いデータが論文や学会で発表されると、何も言わなくても他の研究機関で追試による確認が行われます。しかし、今回は発表者自らが追試を要求するという点で、普通の事例とは異なります。

それだけ、すごいデータということなのですね。研究者自身、自分のデータに自信はあるのだろうけど、他者からのデータという形でダメ押しをしたい、ということなんだろな、と思います。

こういうニュースを見ると、研究人生で一回くらいは、他者に追試をお願いするくらいのすごいデータをいうのにお目にかかってみたいものだと思います。。


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[ 2011/09/24 22:04 ] ひとりごと | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
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