薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

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オイシイ話ほど疑ってかかること。 はてなブックマーク - オイシイ話ほど疑ってかかること。

今まで、長いこと実験やってきて、「おっ、このデータは凄い」なんて思った経験は、何度もあります。「うまくいかない、ポジティブデータがとれない」のが当たり前の薬作りの世界で、ちょっとでもよさそうなデータがでると心が躍ります。

若いときは、取り立てのほやほやのデータを先輩にすぐ見せに行ったものです。やっぱり、良い知らせというのは早く見て欲しいものですから。

でも、そういう時に限って、先輩というのは冷静にデータを吟味します。生のデータの数値チェックから、実験条件の確認など、ひと通り済ませた後で、「とりあえず、再現性を取らなきゃね」のひとこと。

おんなじ条件でおんなじ結果がでないと、やはり実験結果というのは信じてもらえません。プロジェクトの方針に影響を与えるデータであれば、なおさらです。

これまでの自分たちのデータ(世の中の常識ではなく、自分で出したデータ)で、この結果が矛盾なく説明できることをきちんと示さなくてはいけませんし、「全く違う方法で同じ内容の結果を示す」(クロスチェック)を要求されることもあります。

「これはすごい」というオイシイ話ほど疑ってかかんないといけません。成功確率が少なくリスクが高い世界では、この考え方は非常に大事です。「これはすごい」という心のなかのフィルター(先入観)がかかってしまうと、自分があってほしいと思った結果」と「それとは全く異なる要因で得られた結果」とを誤解してしまう危険が生じます。

おいしい話をつかんだときは、一人で突っ走るより、一度落ち着いて人と議論をする。その時は、人の意見を尊重し、自分のことを客観的にみる。実験でも普段の生活でも、共通することのような気がします。




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[ 2011/04/13 23:20 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
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