薬作り職人のブログ

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ネットをうろちょろしていたら、面白い記事を見つけました。

ワイン、日本酒で超電導? 物質・材料研究機構が発表

ある種の鉄の化合物をワインや日本酒などに浸すと、物質の電気抵抗が完全になくなる超電導の性質が生まれることを物質・材料研究機構(茨城県つくば市)が突き止め、27日発表した。

 同機構ナノフロンティア材料グループの高野義彦グループリーダーは「酒に含まれる何が原因かは不明だが、新たな超電導体の開発の足掛かりになる」と話している。

 高野さんらはまず、超電導体と構造が似ている鉄テルル化合物を作成したが超電導を示さず、机の上に放置。約1週間後に一度調べると、超電導を示すようになっていることを発見した。空気中の水分が影響していると考え、水や、水酸基(OH)を含むエタノールなどで、温度や濃度を変えて実験したが、超電導を示す効率は悪かった。

 3月に同機構の懇親会でさまざまな酒類が出されたのを見た高野さんが酒で実験することを発案。赤白のワイン、ビール、日本酒など6種類をいずれも70度の“熱かん”にして24時間浸すと、化合物が超電導を示した。単に水とエタノールを混ぜたものより効率は最低でも2倍。赤ワインが最も効率が良かったという。


超電導の性質を持つ物質は、世界中の研究者がいろいろ研究を重ねているのですが、こういう切り口の研究というのは初めてじゃないのかなぁ、と思います。水分によって超電導体の性質が変わるという報告は、これまでにもあったようですが、こういう方向に行ってしまうとは。なんか「千鳥足」のような気もします。

この記事によると、お酒で酔っ払う主成分であるエタノールにも、超電導を引き起こす性質はあるようですが、純粋であればよいというわけでもなさそう。今回の実験条件である「70度の“熱かん”にして24時間」という条件だと、エタノールは空気中に飛んでいってしまいそうな感じもするので、原因物質はエタノールの他にありそうな気がします。

とりあえず、自分が実験するとしたら「ノンアルコールビールやぶどうジュースではどうなのか」というのを調べてみたかったりしますね。超電導体についての実験道具が家にあれば、夏休みの自由研究気分で子どもと実験できると思うのですが、やっぱり超低温を用意しなきゃいけないので無理だろうな(物質・材料研究機構のプレスリリースによると、超電導の状態にするには-265℃くらいまで冷やす必要があります)。




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[ 2010/07/27 23:57 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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