薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

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「時間よ止まれ」の世界。 はてなブックマーク - 「時間よ止まれ」の世界。

最近は、細胞さんともネズミさんともお付き合いがなくて静かな毎日。

相手になってくれるのは、冷たいスライドガラスの向こうにある組織標本だけ。

ネズミさんの体から取り出したいろんな組織の細胞たちは、ホルマリン漬けにされたり、パラフィンに埋もれたり、薄切りにされたり、染色液できれいな色をつけられたり、と、いろいろな工程を経て、美しい組織標本に生まれ変わります。

標本は、保管条件さえ良ければ、非常に長い間保存することが出来ます。細胞としての命は、ホルマリン漬けにされたところで完全にストップします。そして、その時点の姿は、そのままストップモーションとして、長い間私達の目に留まることになるのです。

写真は、世の中の一瞬の光景をフィルム(今は電子メディアですね)に捉えます。しかし、カメラの向こうの世界はすぐに次のフェーズへと移っていき、フィルムに残された光景自体は世の中はもう存在しません。「有為転変」、世界は常に移り変わるというわけです。

組織標本は写真とは違います。組織の中の細胞達は年を取らないし、きちんと保存してやれば姿形も変わらないのです。まさに「時間よ止まれ」の世界。

そんな相手と付き合っていくのも、それはそれでおもしろいものだな、とおもう今日この頃です。


「時間よとまれ!」といえば、これ。


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[ 2010/06/10 00:07 ] お薬作りの日記 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
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