薬作り職人のブログ

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小さい分子にラベルを付ける。 はてなブックマーク - 小さい分子にラベルを付ける。

私たちが日頃行っている、薬の作用を調べるための実験では、目に見えないものを相手にすることが多いです。

薬自体が目に見えない小さな分子、薬が働きかける生体内のタンパク質も目に見えない小さな分子。これら目にみえないものが、くっついたり離れたりする性質を、なんとかして検出しないといけません。

そのために用いられる方法の一つが「ラベリング」。簡単に言うと、分子に「ラベルを貼って印をつける操作」です。

といっても、小さな分子に、ラベルシールをぺたぺた貼るようなことはできません。ラベリングによく用いられるのが放射性同位元素、とよばれるものです。

放射性同位元素は、放射線を出す能力(放射能)を持っています。

炭素原子や水素原子、リン原子などのなかには、放射能を持つものがあります(放射性同位体)。ある種の放射線は非常に高い感度で検出することが可能です。そのため、分子を構成する原子の中に適切な放射性同位体があれば、どんなに小さな分子だとしても、それがどこにあるかを見分けることが出来るのです。

そして、分子に放射性同位体を組み込むことを「放射性同位体で分子をラベルする」と呼び、ラベルされた分子を「ラベル体」と呼んでいます(ラベル体を作る作業は、専門の業者さんが行います)。

「ラベル体」を用いた実験は、タンパク質・細胞さん・ネズミさんと、非常に幅広い範囲にわたって行われています。ラベル体から出る放射線を測定することで、どのタンパク質にくっつくか、どれくらいの速さでくっつくか、どれくらいの量くっつくか、などなど、多くの情報を教えてくれます。

目にみえない分子が色々なところに散らばり、標的分子にくっついていく様子をグラフにするのは、とても面白いものです。体の中やタンパク質へのラベル貼りって楽しいです。




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[ 2010/04/19 23:16 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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