薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

スポンサーサイト はてなブックマーク - スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

どんな20年だったのかー私の場合。 はてなブックマーク - どんな20年だったのかー私の場合。

今日は成人の日。

私も40歳になったということで「ダブル成人式」。だからといって、特別なイベントをしたわけでもなく、ごく普通の休日を過ごしました。

成人式を迎えるまでの年月とほぼ同じだけの年月を、実験や研究という世界で生きてきたことになります。果たして、どんな20年だったのか、振り返ってみるのも良いかな、と思って、この文章を書いてます。

薬理学の世界に入ろうと決めたのは20歳のとき。

参考リンク:二十歳、薬理学を志す。

大学4年で研究室に配属されて以来、学部・大学院・会社の研究所で、実験→失敗→考察→実験→失敗→考察→実験、、のループをずーっと繰り返してきました。ループとはいえ、同じところにとどまるわけではなく、方向を変えながらじわりじわりと前進。

この間、論文や学会発表というアカデミックの世界に貢献できたことはほんの僅かしかありません。いわゆる「研究者」というのは、結果を世の中に発表することで初めて存在価値を持つものですが、企業研究所の場合は「商品開発」が目的である以上、なかなか簡単にはいきません。

それでも、会社でいくつかのプロジェクトを先頭で率いて、すこしでも社会のためになんとかならないか、と頑張ってきたつもりです。結局、自分の力不足で、臨床にモノを届けることは出来なかったのですが、人材育成を含めた他のプロジェクト成功のための土台づくりはきちんとできたつもりです。

30半ばで体調を崩し、プロジェクトを率いるという立場から引き下がった後は、いくつかの部署の仕事を併任(主に安全性評価)して視野を広げる期間でした。薬の効果というものを調べる上で、安全性評価のデータをどう解釈するかという方法論は大事なモノです。しかし、やはり本格的に専門的な考え方を身につけるには、専門の部署で実際に体験をする必要があると痛感しました。

すべての研究員が、すべての分野において細かい専門的知識をみにつける必要はありません。その代わり「聞かれたらすく答えることができる研究員」が身の回りにいるというのはとても大事だし、安全性評価については特にその必要を感じます。

40歳になって、安全性評価の兼務を卒業し、また薬の効果を調べる「薬効評価」の最前線にもどってきました。リーダーとして下を引っ張るという立場ではなく、実験データを出しつつ、部署全体のさまざまな戦略策定やスキルアップにかかわるという立場。また、安全性評価の部署とのパイプとしても、いろいろとやることはありそうです。なかなかしんどい作業ではあるのですが、「年の功」が活かされる仕事であるのは、40歳にふさわしいのかな、とも思います。

企業研究者の世界は、途中で実験から離れることが多く、私の先輩・同期・後輩たちもどんどん研究現場を離れていきました。そんななか、40歳まで実験に集中できるのはとてもありがたい事だと思います。

あと何年、実験室で仕事が出来るかはわかりませんが、いつお迎え(笑)が来てもいいように、常に前を向いてやっていきたいと思います。


↓↓いつも応援ありがとうございます。m(_ _)m↓↓。
blogranking.gif

人気ブログランキングへ(モバイルの方はこちらから)

薬学関連の学生さん、社会人の方、お気軽に参加を。
ついったー薬学部の紹介と入部の仕方。
http://kentapb.blog27.fc2.com/blog-entry-1807.html
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

[ 2010/01/11 22:56 ] ひとりごと | TB(-) | CM(-)
 

スポンサードリンク

この日記のはてなブックマーク数

このブログが生まれて
最近のコメント
プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
http://kentapb.nobody.jp/
でどうぞ。


本ブログに関するご質問・ご意見などはこちらまで↓
ご使用の際は、@マークを半角に直してください。

kentapb@gmail.com

トラックバック


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...