薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

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どうやって作るかープロセス化学ー。 はてなブックマーク - どうやって作るかープロセス化学ー。

新薬開発では、世の中に未だ存在しない、
新しい化合物を合成することが必要です。
(もちろん既知の化合物を商品化することもあります)

そのため、研究所の有機化学専門の研究者は、
世の中に知られている様々な有機合成反応を使ったり、
あたらしい有機合成反応を開発したりして、
どんどん新しい化合物を作っていきます。

その化合物を私たち生物系の研究者がスクリーニングして、
動物で効果があるものを絞り込んでいき、
最終的にはヒトでの臨床試験にまで進めていきます。

上で書いた新薬開発の過程では、
まず「どんな化合物をつくるか」が重要なのですが、
次に「どうやって作るか」が問題になります。

最初は、どんな方法を使ってでも新しいものをつくる、
というのが最大の目標となっています。
しかし、ヒト臨床試験が見えてくると、
商品化を見据えた安全、低コストな大量生産が求められてきます。

そこで「どうやって安全・低コストに大量生産するか」という、
プロセス化学と呼ばれる考え方が必要になってきます。

実験室では小さなフラスコでの反応も、
大量合成ではおっきなお釜での反応になり、
使える反応も変わってきます。
より安い材料、より少ない反応回数、で、
いかに目標の化合物を合成するか、という、
パズルのような作業に取り組んでいるのが、
プロセス化学の研究者です。

新しいものを作るヒトと、よりよい作り方を考えるヒト、
この両輪が回ってはじめて商品というのは世の中に出ます。
薬の世界も例外ではないのです。

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[ 2009/12/13 23:07 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
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