薬作り職人のブログ

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松の香りが雲になる。 はてなブックマーク - 松の香りが雲になる。

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秋空に気持ちよく浮かぶ雲、いいものですね。この雲に似合う植物と言えば松。「松雲」という組合せは、旅館やお店の屋号によく出てきます。

この松と雲、実は科学的にも関わりが深い、ようです。

雲は、小さい水滴(エアロゾル)の集まりから出来ています。そのエアロゾルをつくる材料の1つとして、松林の香りの元となるα-ピネンという物質があるのです。

α-ピネンは、松や檜などの針葉樹から放出される物質で、松林や檜風呂の独特の香りの元となる物質です。このα-ピネンは空気中に放出されると、空気に乗ってどんどん空高く運ばれて行きます。

高空に届いたα-ピネンは、大気中にあるオゾンやヒドロキシラジカルという物質と化学反応を起こし、いろいろな有機化合物に変化します。この有機化合物は、集まって小さな粒を作る性質を持ちます。

この小さな粒が核となり(cloud condensation nucleiというそうです)、この核のまわりに水滴がついて、雲の原料となるエアロゾルができるのです。

植物からは、他にもα-ピネンの仲間であるモノテルペンと呼ばれる多種類の物質が大量に放出されます。これらのモノテルペンも、α-ピネンと同じメカニズムで雲の材料となり、世界中の雲を作り出すのにある程度の役割を果たしています。

学問の秋、秋空を見上げながら、こんな科学の世界に浸ってみるのもいいものです。

α-ピネン
αピネン

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[ 2009/10/24 22:41 ] ひとりごと | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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