薬作り職人のブログ

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おならの専門用語は「排ガス」。 はてなブックマーク - おならの専門用語は「排ガス」。

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病気にはいろいろな症状がありますが、それらをカルテや看護記録に記録するには、キチンと規定された専門用語を使う必要があります。

今日見たTwitterのつぶやきで、「おならの専門用語はなんだろう?」っていうのを見つけて、妙に気になりました。

で、ちょこっと調べた結果わかったのは、

おならの専門用語は「排ガス」

ということでした。

調べた経過は、こんな感じ。

Wikipediaで「屁」の項目を見ると、「昔は転失気という医学用語が用いられた」なんて書いてあります。しかし、現在はどういう言葉が使われるかとは書いてありません。

Twitterのつぶやきをフォローしていると、日本語の科学論文データベースで「屁」という言葉を検査すると、学術論文では使われることが少ない、というつぶやきがありました。どうやら、「放屁」とかいう堅苦しい表現ではないようです。

というわけで、家にあった内科学の教科書を引っ張り出し、「消化器疾患」のところを調べてみました。分厚い医学書をたぐっていくと、「げっぷ」の文字はありますが、「おなら」とか「屁」の文字は見つかりません。その代わり見つけたのが、「排ガス」と言う単語。

腸内のガスが排気されるから「排ガス」、確かに。

とりあえず、裏付けをとるために別のアプローチもしてみました。

「おなら」のことを英語の医学用語で何というかを調べ、それを日本語に直すとどうなるか、という方法を取ることにしました。

おならは、英語ではgas, fart, flatusなどという単語で表現されます。その中で、専門用語的な使われ方をするのは「flatus」だそうです。そこで、「flatus」と「排ガス」をキーワードにgoogleで調べてみました。

すると見つけたのが、こんなPDF文書。
http://icnp.umin.jp/b_data/pdf/han2.pdf

看護用語の規定を目的とする公的研究の報告書のようです。この文書を調べてみると、確かに「Fatus」は「排ガス」と訳されていました。やはり、「排ガス」という単語は、医学の世界で「おなら」の専門用語として使われているとしてよさそうです。ちなみに「げっぷ」は、やっぱり「げっぷ」。英語では「Burping」でした。

「排ガス」なんて、ヒトの体をなんか機械に例えたようで、違和感が残ったりもします。しかし、近代医学がヒトの体を「機械」のように見なして研究してきたことを考えると、案外的確な表現なのかもしれません。



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[ 2009/10/18 13:41 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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