薬作り職人のブログ

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消費者団体が、消費者を困らせている、という話。 はてなブックマーク - 消費者団体が、消費者を困らせている、という話。

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このところのエコナ騒動で、消費者団体が「大活躍」しています。エコナは発がん性がある欠陥商品、トクホなんてとんでもない、トクホをとりけすべきだ、エコナを闇に葬れという強い声。結局、製造販売元の花王が、発売中止・トクホ取り下げという対応をして、一応の結論を見たようです。

エコナの安全性については、このブログや他のブログでも取り上げているように、(参考:エコナ問題で、花王に足りないもの。)現段階では取り立てて大きく心配するようなものではありません。企業側の説明の仕方が足りなくて消費者によけいな心配をかけた、というのが、エコナ問題の本質です。

ところが、消費者団体はこの本質を見逃し(もしくは見つけることができずに)、単なる感情論で突っ走ってしまっているような気がしてなりません。

そして、消費者団体は製品の危険性の話のみを前面に出すことで、消費者の不安を更にあおったのではないか、と思うのです。「きちんとした科学的議論をするため前提となる的確な説明を求める」というのがまず求められるはずなのに、その前提・議論を無視して、いきなり企業を悪者に仕立て上げ、追い詰めてしまっているような気がしてなりません。企業の説明いかんでは、エコナの安全性に大きな問題はないことがはっきり理解され、消費者は落ち着いた対応をすることができたかもしれないのに、、です。

これは、以前問題になった「こんにゃくゼリー問題」とも共通したものです。こんにゃくゼリーでの窒息死が全国で報告され、こんにゃくゼリーの販売は中止、自主回収ということになりました。この問題では、「こんにゃくゼリー自体が危険」と言うよりは、「消費者が、こんにゃくゼリーを『使ってはいけない方法』で使っている」ことが重要でした。この違いは、ちょっと考えればわかるような気がしますが、消費者団体はこの考えを無視して「製品が危険だ」の一点張りで通してしまったのです。

消費者団体がよく言う「悪いものは、とにかく取り除けばいい」というのは、「安全性」を担保するためには、最も楽で簡単な方法かもしれません。しかし、それでは「何が危険か」「なぜ危険なのか」という点に目が向くことがありません。結果として、一般の消費者の「リスク感覚」を著しく低下させてしまうだけではないのか、と思います。

消費者を守るために作られたはずの消費者団体がかえって消費者の質を落とし、消費者を混乱に陥れている、そんな気がしてなりません。この矛盾は、どうしたら解決できるのでしょうか。。

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[ 2009/10/11 16:50 ] ひとりごと | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
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