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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

ネズミさんへの薬の飲ませ方。 はてなブックマーク - ネズミさんへの薬の飲ませ方。

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私の仕事は、ネズミさんと一緒に薬の効果を調べること。
そのためには、ネズミさんに薬を飲ませないといけません。

ネズミさんに「これ飲んで」といって、
すんなり薬を飲んでくれれば良いのですが、
そういう訳にはいきません。

自分から飲んでもらえない、となれば、
むりやり飲ませるしかありません。

そんな時使うのが、ゾンデという器具。
プラスチックの細い管で、注射器の先に着けて使います。
ネズミさんの首と背中を左手でもち、
右手で注射器の先のゾンデを口から入れます。
すると、なんの抵抗もなくスルリとゾンデは食道に入り、
そのまま胃の中まで届いてしまいます。
胃についたな、と思ったら注射器のピストンを押して、
薬液を一気に胃の中に注入。
終わったらすぐゾンデを抜いて終了。

慣れれば、この操作が一瞬で終わります。
ネズミさんは何が起こったのか分からず、きょとんとした顔、
なのかどうかはわかりませんが、
ストレスは最小限に抑えつつ、
確実に胃の中に薬を入れることが出来ます。

先輩が、外国に留学したときには、
このゾンデが手に入らなかったので苦労したそうです。
結構有名な施設だったんで、すごく意外でした。
甘いシロップに薬を溶かし、スポイトで口に入れる、
という方法を用いていたそうですが、
きちんと飲んでくれたかどうか分からない、、、
シロップがネズミさんに影響を与えるかもしれないし、
たまらず日本からゾンデを大量に送ってくれ、
なんて頼まれたりしました。

他にも、薬をエサに混ぜて食べさせる
「混餌(こんじ)」という方法もありますが、
薬を飲ませた量を正確にはかれなかったり、
薬を飲む時間をコントロールできなかったり、
薬を均一にエサに混ぜ込むのが面倒だったり、
いろいろとややこしいことがあるので、
私の実験では、あまり用いることはありません。

うちの子供たちが小さい頃は、
薬を飲ませるのに苦労したものですが、
下の娘もようやくシロップで薬を飲めるようになりました。
まだまだ普通のお薬は飲めませんけど、
とりあえず薬を飲んでもらえるというだけで、
親としては気が楽ですね。

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[ 2009/07/23 22:12 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

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http://drugname.onmitsu.jp/

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