薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

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自給自足の時代の終わり。 はてなブックマーク - 自給自足の時代の終わり。

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キリンビールとサントリーが合併?
なんてニュースが入って来ました。

合併の狙いは、国際市場での競争力アップ。
日本国内は、少子高齢化で市場が小さくなるので、
海外、特に中国での競争力アップを目指し、
規模の拡大を図るのだそうです。

日本国内の市場が小さくなる、と言う点では、
私たちがいる製薬業界もおなじです。

高齢化が進み、確実に患者さんの数は増えますが、
医療費抑制のために真っ先に狙われるのは薬の値段。
新薬メーカーの持つ薬の特許が切れてから発売される、
価格の安いジェネリック医薬品をなんとか普及させようと、
あの手この手で厚労省は狙ってきます。

臨床試験から承認までのスピードが遅い日本では、
頼みの綱の新薬をスムーズに開発することもままならず、
そのために国内の製薬企業は、
海外市場に活路を見いださざるを得ません。
海外での臨床試験、承認、発売を経て、
やっと国内での承認手続きに入る、という感じでしょうか、

この状況をドラックラグ(ラグ=遅れ、ずれ)といいますが、
製薬会社に取っては、どうにも仕方がない状況です。

すでに、武田薬品、アステラス、エーザイなどは、
海外での売上高が全体の売上高の半分に達しています。
おもにアメリカやヨーロッパが主な市場ですが、
中国にも、もちろん目を向けているはずです。

そんな中、海外に出る力のない企業は、本当につらいです。
ジェネリック医薬品に追い上げられ、でも新薬は出来ず。。
小さい会社では、いい薬を見つけたとしても、
自分の力では最後まで完成させることはできず、
他の会社に権利を売って、ロイヤリティーをもらうしかない。
逆に見れば、大企業でも新薬の種を他社から買ってるわけで、
もう、自給自足で薬をつくれる時代ではないんですよね。

まぁ、高齢化という時代の流れは変えられないので、
この流れからはぐれないように、
なんとかがんばるしかありません。

現場は、とにかく実験、実験、また実験、
ものを見つけることに注力しますから、
経営者の皆さんはこの努力を無駄にしないように、
荒波のなかの舵取りをなんとかうまくやって欲しいものです。

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[ 2009/07/13 23:55 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

お薬の名前の由来
http://drugname.onmitsu.jp/

ミニ提灯データベース
http://kentapb.nobody.jp/
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