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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

「長く連れ添った夫婦」の様な薬 はてなブックマーク - 「長く連れ添った夫婦」の様な薬

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多くの薬は、タンパク質にくっつくことで、作用を示します。

「タンパク質にくっつく」と書きましたが、
この「くっつく」というのは、
実は「くっついたりはなれたり」という状態を
ずーっと繰り返しているのです。
これを「平衡状態」とよんでいます。

男女の仲だと「長く連れ添った夫婦」ってとこでしょうか。
「くっついたりはなれたりできる」ということは、
多少の環境の変化があっても、
それに応じてバランスよく反応することが出きるので、
とっても都合がいいのです。

もちろん、熱愛してる若いカップルのように、
「一度くっついたらなかなかはなれない」という薬もあります。
こういう薬は、非常に効果が強いとか、
効果が長く続くという利点はあります。
高血圧の薬では、こういうタイプの薬がよく使われます。

ただ、作用強度の微妙なコントロールや、
作用時間の厳密なコントロールが必要となる病気においては、
こういう薬は融通が利かず使いにくい、なんてこともあります。
「恋は盲目」じゃないですけど、周りが見えなくなるんですね。

個人的には「長く連れ添った夫婦」の様な薬をつくりたいな、
なんて思います。
これも、歳とったからかなぁ。


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[ 2009/05/05 21:44 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
病院でもらった薬の値段
http://kusuridukuri.cho-chin.com/

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http://drugname.onmitsu.jp/

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