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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

痛みを感じない病気。 はてなブックマーク - 痛みを感じない病気。

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世の中には痛みを感じない病気があります。

それは、「先天性無痛無汗症」という病気。

先天性無痛無汗症の原因は、痛みを伝える神経細胞に存在する「TrkA」というタンパク質の異常です。TrkAの設計図である遺伝子の配列が正常な人とごくわずか異なることで、TrkAの機能が止まり、痛みを伝える神経が働かなくなるのです(ちなみに、TrkAは汗を出すための神経にも存在するので、TrkAの機能が止まると汗も出なくなります)。

転んでも、熱いものに触っても、刃物で指を切っても、何も痛くない、、「痛みを感じない」ということは、とても幸せなことのように思えます。

しかし、痛みを感じないということは、自分が傷ついても気がつかない、ということでもあります。

例えば、足の裏にとげが刺さっても、それに気がつくことはありません。傷口から細菌が体の中に入って化膿しても、それを知ることはできません。また、大やけどをしたとしても、それに気づくことはありません。下手をすると、傷口ややけどの部位からの細菌感染がひどくなり、手遅れとなって死んでしまうこともありえます。

つまり、痛みを感じないことは、決して幸せなことではないのです。

これは、「身体的な痛み」の話ですが、「精神的な痛み、心の痛み」というもの同じことだと思います。自分の心の痛みを知らない人は、他人の心の痛みもわからず、他人をむやみに傷つけ、それにより返って自分が不幸になることも分かりません。

痛みというのは恐くて嫌なものですが、その嫌なことから眼を背けない、ということも、時には大切なことなのだと思います。

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[ 2009/04/15 21:08 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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