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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

キシロカインを注射されました。 はてなブックマーク - キシロカインを注射されました。

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先日の検診で虫歯が見つかったので、
今日は歯医者に行ってきました。

今日は、歯を削り、被せもののための型をとります。

歯を削るときには麻酔をします。
まず、麻酔のスプレーで歯茎の表面を麻酔し、
麻酔がかかったところで麻酔液を注射します。
あぁ、恐い~。自分の目で見えなくてよかった。。

先生の言葉を聞いてると、
今回使ってる麻酔薬は「キシロカイン」。
よく使われている局所麻酔薬です。

痛みの刺激が神経の末端に入ると、
神経細胞は興奮して電気信号を起こし、
この信号が神経を伝わって脳まで届いて痛みを感じます。

電気信号を起こす主役は、ナトリウムイオンという物質。
食塩水の成分である塩化ナトリウムを作っているのも
このナトリウムイオンです。

全身の細胞を浸している体液(細胞外液)には、
このナトリウムイオンがたくさん含まれています。

痛みの刺激が神経に入ると、細胞の外のナトリウムイオンが、
神経細胞の中にどどっと流入します。

ナトリウムイオンはプラスの電気を持っているので、
神経細胞の中のナトリウムイオンの量が増えることで
神経細胞の外と中の電気のバランスがくずれ、
神経細胞に電気信号が起こります。

ナトリウムイオンが神経細胞の中に入るには、
細胞表面にあるナトリウムチャネルというタンパク質の穴を
通り抜けなくては行けません。

キシロカインは、ナトリウムチャネルにくっついて
ナトリウムチャネルの働きを邪魔することで、
ナトリウムイオンが細胞の中に入らないようにします。
すると、電気信号が起こらないので、
痛みの信号が脳に伝わらず、痛みを感じなくなるのです。

これってブログのネタになるよなぁ、なんて考えてたら
歯を削る作業は終わり、型取りへ。
麻酔はよく効いていて、痛みは感じずにすみました。

一番嫌なとこは終わったし、ブログのネタもゲットできたし、
あ~、よかった。


今日もお越しいただき、ありがとうございます。
皆様の応援で、社会人OL6位、自然科学2位キープです。感謝!
社会人OL8位、6,7位にはもう一息、、
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[ 2009/02/09 23:42 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


薬&提灯 詳しくは
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