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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

どこからくるの? はてなブックマーク - どこからくるの?

昨日の記事「ウロキナーゼの名前の由来」で、
「ウロキナーゼはヒトの尿から精製されている」
と書いたのですが、

「この尿はどこからくるの??」
ってコメントいただきました。

確かに気になりますよね~
私は、尿から作られるってのは知ってたのですが、
果たしてどこから尿をもらってくるのか、
ってのまでは知りませんでした。

そこで、ネット上でちょこっと調べてみました。

以下、あくまで噂レベル、、、ということですけれども、

実は、ウロキナーゼの他にも、
ヒトの尿から作られる薬はあります。

ミラクリッド(持田製薬、主成分ウリナスタチン)は、
急性膵炎やショック症状の治療に使われるタンパク質です。

ミラクリッドは、健康な成人男性の尿が原料なのですが、
この「健康な成人男性」というのは自衛隊員なんだそうです。

噂の出所

確かに、自衛隊員の方は常に規律正しい生活をしているので、
出てくる尿も質が安定している(?)のかも知れません。

つぎにhMG(ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン)
このホルモンは、排卵誘発剤として使われるのですが、
これは更年期女性の尿から精製されて作られています。

で、ヨーロッパの製薬会社の場合は、
女性の尿が必要ということで、
女子修道院から出る尿を原料としているそうです。
いかにもヨーロッパ、って感じですね。

一方、日本の製薬会社の場合はどうかというと、
中国人の尿を使用しているということです。
水洗トイレが少ないので尿が取りやすい、、というわけ。

噂の出所

さて、肝心のウロキナーゼはどうかというと、、
これも中国人の尿を使用しているということす。

噂の出所のサイトによると、
中国でSARS(ウイルス性の伝染病)が流行したときには、
ウロキナーゼの生産がストップしたそうです。
これは、尿中にウイルスが混入する可能性があったから、
ということらしいです。

噂の出所

現在使われている薬については、
原料の尿についてのウイルス検査や、
製造過程でのろ過や不活性化によりウイルスを除去して、
安全性はきちんと担保しているのでご安心を。


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[ 2008/10/20 20:44 ] 薬の話 | TB(-) | CM(-)
 

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プロフィール

薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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