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薬作り職人のブログ

新薬のアイデアを考える人から見たいろんな話。

タココンブの名前の由来。 はてなブックマーク - タココンブの名前の由来。

タココンブ(CSLベーリング、主成分ヒトフィブリノゲン、トロンビン、アプロチニン、ウマコラーゲン)は、心臓や肝臓、肺などの手術の時に、臓器の傷をくっつけるために用いられる薬です。タココンブは、出血を止めたり、傷を埋めるためのタンパク質などでできていて、シート状の形をしています。タココンブの成分の中でも、フィブリノゲン、トロンビンは、人の血液を固まらせるメカニズムに関わる重要なタンパク質です。

タココンブの名前の由来。
タココンブは傷を速やかにくっつけるための薬なので、「速さ」を意味す る接頭語「Tacho」(タコメーターのタコです)と「組織を接合する」または「コラーゲンシ ートとフィブリン接着剤の合体」という2つの意味をあらわす「結合」(combination) を略した「Comb」(コンブ)をくっつけて、タココンブと命名されたそうです。

タココンブ、、初めてきいたときには何の薬だろ??って思いました。まさか、タコとコンブが原料の薬だとか、、一度見たら忘れられないです。英語での由来は、こじつけのような気がしてなりません(笑)ちなみに原料には、ヒト、ウシ、ウマのタンパク質が使われてます。


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[ 2008/07/06 21:01 ] 薬の名前の由来 | TB(-) | CM(-)
 

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薬作り職人

Author:薬作り職人
十数年、新薬の研究に携わる研究者(薬理系)でした。2012年4月から、企画職として、新薬のアイデア作りなどの仕事に取り組むことになりました。

薬学生向けの季刊誌MILで、「名前で親しむ薬の世界」「薬作り職人の新薬開発日記」って言うコラムを連載してました。

観光地で売ってるミニ提灯集めてます。妻子持ち(2児の父)、嫁さんからぐうたら亭主と呼ばれます。


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