薬作り職人のブログ
製薬会社研究者の視点から見たいろんな話。
ノーベル賞の季節。
ノーベル賞が発表される季節になりました。

ノーベル医学生理学賞、自分には関係ないや、と思いながらも
今回は、どんな業績が選ばれるんだろ?とわくわくします。

薬を見つけたらノーベル賞、という時代もありました。

例えば、
ペニシリンやストレプトマイシンなどの抗生物質を発見した人、
薬作りのための方法論を開発し、様々な薬を発見した人、
病気の原因理論を発見し、その理論に基づき治療薬を開発した人、
などにノーベル賞が授与されています。

また、30年くらい前の手塚治虫の漫画(ブラックジャック)では、
「癌、かぜ、水虫のどれかを完全に治す薬を見つけたらノーベル賞」
といわれていました。

さて、21世紀になった現在、新薬を見つけることで、
ノーベル賞をもらうことはできるのでしょうか?

ちなみに、今日発表されたノーベル物理学賞は
ハードディスクの大容量化に貢献した原理の発見、だそうです。
確かに、今のIT世界を考えると、これはノーベル賞級の発見ですね。
そこまでインパクトを与える薬ってのは、なかなか難しそうです。

まぁ、ノーベル賞というのは目的ではなく結果なので、
まずは、確実に新薬を開発すること、が大事なんですけどね。

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コメント
この記事へのコメント
その通りですよね
ノーベル賞は、目的地ではなく結果だ、というのは、全くおっしゃるとおりですね。小生の研究分野では、ノーベル賞は該当しませんし、そういう大きな国際的な賞もありません。昔、恩師のお一人が、「ノーベル賞をもらって、世の中がひっくり返るような研究をしているわけではありませんから、地道に業績を上げなさい」といわれたことが妙に記憶に残っています。
2007/10/10(水) 06:37:26 | URL | mamekichi #9zM5WZmk[ 編集]
>mamekichi さん
地道に業績を上げること自体が、大変なことですよね。しかし、そういうしんどいところが、意外と苦労にならないところが、研究してて面白く感じます。
2007/10/10(水) 21:10:28 | URL | 薬作り職人 #7BnR2Ls.[ 編集]
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