薬作り職人のブログ
製薬会社研究者の視点から見たいろんな話。
素敵なままで。
連休も終わり、今日から実験です。

久しぶりに細胞さんとご対面。
ちなみに、ご対面するのに使ってるのはこれです↓

20080507_1.jpg


「生物用位相差倒立顕微鏡」といいます。

小学校の時に使ってた顕微鏡↓とは大分違う形ですね。
20080507_2.jpg

(私の実家にもこのタイプのがあります)

この2つの顕微鏡を比べてみると、
私が今使ってる顕微鏡の特徴を挙げてみるとこんな感じ。

のぞくところ(接眼レンズ)が両目用。
対物レンズが、試料をおく台の下に上向きについている。
「細胞をくっきり見るための装置」がついている。
写真用のカメラをつけられる穴がある。
とてもでかく、値段が高い。

この顕微鏡を「倒立」と呼ぶ理由は、
対物レンズが、試料をおく台の下に上向きについていて
普通の顕微鏡と対物レンズの向きが逆だから、です。

細胞さんを飼っているフラスコは、
雑菌が入らないように密閉された箱になってます。
で、フラスコの底に張り付いている細胞を見ようと思ったら、
上からではなく、下からレンズを当てなくてはいけません。
(上からだとフラスコの厚みが邪魔になってしまいます)

また、私がやってるような細胞さんに針を当てる実験では、
試料を置く台のうえに広いスペースがないと
細かい作業をすることができません。

というわけで、普通の顕微鏡とは違い
対物レンズが上向きについているのです。

「細胞をくっきり見るための装置」ってのも大事です。

細胞さんはふつう透明なので、
普通の顕微鏡で観察すると、姿をくっきりとは見れません。
私のしてる実験で、細胞さんにガラスの針を当てるときには、
細胞さんのもりあがりや、お顔のすべすべ具合など
細かい形がわからないとうまく行きません。

この顕微鏡には位相差レンズというレンズと
位相差コンデンサという装置がついているので、
細胞さんの顔をくっきりと見ることができます。
いわば、美人に見える魔法のレンズ、、でしょうか。

今日の細胞さんもきれいなお顔でした。
来週の実験にむけて、素敵なままでいて欲しい。。です。


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