薬作り職人のブログ
製薬会社研究者の視点から見たいろんな話。
値下げ!
この数ヶ月、値上げ値上げの話ばっかりです。
ガソリンやらパンやらお菓子やら、
新聞もテレビも大騒ぎ。

そんな中、さりげなく値下げされる商品があります。

それは、薬。
病院でもらう薬の値段が4月から安くなります。

薬の値段は、製薬会社ではなく、国が決めています。
これを薬価と呼んでいるのですが、
薬価は基本的に2年に1回、見直しされます。
これを薬価改定と呼んでいます。

ほとんどの場合、薬価は値下げされます。
今年は薬価改定の年。おとつい新しい薬価が発表されました。

全体を平均すると5%〜10%程度の値下がりでしょうか。
品目によっては、18%の値下げ,なんてのもあります。
私は血圧の薬を飲んでいるのですが、
その薬は10%くらい値下がりするようです。

患者さんに取っては、ありがたい話ですし、
私の家の家計にも大分貢献してくれそうです。

一方、製薬会社としては、
医療費抑制のため、という錦の御旗のもと、
薬価をどうすることもできないので、
営業努力をして国内の売り上げをキープするか、
薬価が高い新薬を早く開発して売り出すか、
それくらいしか対応策がありません。
どちらにしても、お金がかかるんですよね。

大企業だと海外市場で勝負して、
国内での売り上げ減をカバーするなんてこともできますが、
小さい会社ではそうもいきません。

商品を値下げするのに、さらに費用がたくさんかかる、、
便乗値上げ、なんてのがある業界がうらやましい、
なんて思ってるお偉いさんもいるんじゃないのでしょうか。

お薬が安くなるのは、患者さんにとっては朗報です。
その影でがんばってる業界人もいることを
心にとめていただけるとありがたいです。。

まぁ、薬に縁がない、というのが一番なんですけどね。
がんばってる製薬業界に応援ポチ、お願いします。

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