その他に毎年子供たちの手形足形を取っています。
ということで、今日は足形の話です。
といっても、ヒトの足形ではなく、ネズミさんの話。
ネズミさんの足形を取る実験をやったことがあります。
具体的にどうするかと言うと、
ネズミさんの後ろ足にインクを付けて紙の上を歩かせます。
すると、ペッタンペッタンと足跡が付くので、
この足跡に定規を当て、歩幅や足の指の開き具合を測定します。
例えば、こんな感じ。
(Carter et al. J Neurosci. 1999 (19) 3248から引用)

この実験は、歩行障害の治療薬を見つけるための試験です。
Aは正常なネズミさんの足跡、
Bはある操作で歩行障害を起こしたネズミさんの足跡です。
AとBとでは、歩幅や足の着き具合(Aはつま先立ち,Bは扁平足)が違うことが分かります。
お薬の候補となる化合物をBのネズミさんに毎日飲ませて、
Aのネズミさんの足跡に近づいていくかどうかを調べることで、
歩行障害に対するお薬を見つけることができます。
この実験、簡単そうですが、意外と難しいです。
ネズミさんの足にきちんとインクをつけたり、
ネズミさんをまっすぐ歩かせるのに苦労した覚えがあります。
いろいろ改良して、デジカメなんか使ってがんばったんですが、
結局、効果を示す化合物は見つけることができませんでした。
他の会社でも、いまのところいい結果は出ていないようで、
ハードルが高かったんだな、と思います。
さて、今では、ネズミさんの歩行を動画で取り込んで、
その画像から足跡の解析を全自動で行うという
すごい装置が使われているそうです。
その名は”Cat Walk”。この”Cat Walk”っていう言葉、
ファッションショーで使われる細長い舞台のことだそうです。
ネズミさんのファッションショー、、、なんか面白そう。
私の会社は、残念ながら撤退したのですが、
技術の進歩で、早くいい薬がみつかるといいですね。
世界中でがんる研究者に応援ぽち!お願いします。
↓
人気blogランキング投票!
気に入った!って方は、
右カラムにある科学ブログのボタンもクリックしてみてね
