薬作り職人のブログ
製薬会社研究者の視点から見たいろんな話。
どこまでやるの?
今日は研究発表会。
7時くらいまで、後輩の研究報告を聞いてました。

いろいろとデータをまとめて
パワーポイントできれいなスライドを作り
流れるように結果を説明します。

今後の予定、、ってところまでくると、
フムフム思いながらも、なんか違和感を感じます。
どこがおかしいんだろ?

そのとき上司がひとこと。
「この実験、どこまでやるの?」
そうそう、そうです。
実験をたくさんやって、いっぱいデータは出てるんだけど、
予定表からは、どこまでやる、という目処がわかりません。

会社に入った時、お偉いさんが言ってました。
「会社はサイエンスをするところではない。
会社はサイエンスを使うところだ。
サイエンス自体が目的ではなく、
薬をつくってこそ会社の存在価値がある。」

サイエンスは、「なぜ?」「どうして?」を追求すること。
「なぜ?」「どうして?」だけじゃ薬は作れないってこと。

実験たくさんやって、いろんなことが分かるのもいいけれど、
薬の開発にはスピードが必要なのです。
やるべきことをしっかりやり、寄り道はできるだけしない。
最短ルートを常に考えなくてはいけないんですよね。

もちろん、安全性については、
嫌というほど実験しなくてはいけません。
やるべきことはやって、できるだけ余計なことをしない。

むつかしいことですが、
後輩も経験を積めばわかってくれる、、と思ってます。


いま何位でしょうか?クリックして確認してみてくださいね。
「自然科学」にいくか、「会社員・OL」にいくか、どっち?

人気blogランキング投票!

気に入った!って方は、
右カラムにある科学ブログのボタンもクリックしてみてね