薬作り職人のブログ
製薬会社研究者の視点から見たいろんな話。
薬作るのも命がけ。
まだまだ暑いですが、
もうすぐ秋の健康診断がやってきます。

一応、研究所では危ないものを扱っているということで、
いろいろな項目についての検査があります。

研究所で扱う危ないものといったら、
やっぱりヒトの血液でしょうか。

ヒトの血液には何が潜んでいるかわかりません。
ウイルス、リケッチア、スピロヘータ、、、

私たちが実験で用いるヒトの血液は、
ボランティアの方から採血させていただいたもの。
健康診断でOKがでた、健康な方の血液なので、
ウイルス、病原菌は含まれていないとされていますが、
基本的にそんなのを信用してはいけません。
つねに、危ない何かが潜んでる
と考えて行動することが要求されます。

で、油断すると、すぐに事故につながります。
例えば、肝炎ウイルスに感染した血液を扱った注射針が
手にささってしまい肝炎を発症する、
なんて事故は、昔はよくあったそうです。

そこで、半年ごとの健康診断では、
ヒトの血液から感染する可能性があるウイルスや病原菌に研究者が感染していないかどうかを確かめるための血液検査をすることになってます。

ヒトの薬をつくる以上は、
ヒトの血液や組織を使った実験は避けられません。
薬作るのも命がけ。
慎重の上にも慎重を重ねて、
事故の無いようにしたいものです。

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