薬作り職人のブログ
製薬会社研究者の視点から見たいろんな話。
微妙な距離感ーK君の恋ばなー
★K君の恋ばなとは、、
K君はAさんとつきあいたくてがんばってるのに、
Aさんの友達のBさんに猛烈にアタックされて困っています。

(開発中の副作用をなくしたいのに、工夫すればするほど副作用が強くなってしまい困ってる、ということ。キーワードのK君の恋ばなをクリック)

しかし、ようやく光明が見えてきて、
AさんがK君に急接近!というのが前回までのお話。

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それからしばらく経ちました。
トントン拍子といかないのが、このての話の難しいところ。

K君、Aさんとは仲良くやってるんですが、
Bさんとの距離感、がどうも上手くつかめません。
私たちも見てて歯がゆい(笑)。

メルアド教えるのはOK?
携帯の番号教えるのはOK??
二人でお茶する、はOK????
A子さんのご機嫌を損ねないような距離感ってどんなの?

お薬の場合、この距離感をマージンって呼んでます。
例えば、通常の使用量の30倍飲んだとしても副作用が現れない、というときは、30倍のマージンがあるっていいます。

しかし、薬によってこのマージンというのは変わってきます。

普通の痛み止めや胃腸の薬、
コレステロールを下げる薬や血圧降下剤、
などの薬では、マージンはできるだけ大きい必要があります。

一方、抗がん剤や移植のための免疫抑制剤など、
ヒトの生死に関わる薬では、
薬が効くことの利益の方が副作用よりも大きいとみなされて、
ある程度マージンが小さくても許容される場合があります。

K君の場合は、どっちかと言うと後者の方。
しかし、どの位のマージンが許容されるのか、が微妙なのです。
色々実験を重ねているのですが、なかなかつかみきれません。

期限は、来月末と決まりました。
夏休みの間に、K君の恋は実るのか。
それとも、夏の終わりと共に恋も終わるのか。
私にも正直わかりません。むずかしい。。

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