薬作り職人のブログ
製薬会社研究者の視点から見たいろんな話。
緑色の化合物を見てみたい。
いままで、新薬のスクリーニングで、
1000種類以上の化合物を調べてきたのですが、
研究所で作られた化合物の中で、
緑色をした化合物というのは見たことがありません。
世の中、主成分が緑色の薬がない訳ではないのですが。
(胃薬のサクロンの成分、銅クロロフィリンナトリウムとか)

私が評価する、ほとんどの化合物は、白い粉。
溶かすと透明になります。
ときどき黄色い粉。溶かすとレモン色。
茶色い粉、黒っぽい粉は、たまに出ます。
溶かすと、何ともいえない色。
緑色のは、、ないですね。赤いのも、青いのもみません。
(もしかしたら、私が見てないだけかも)

測定する私たちに取っては、白色、無色が都合がいいです。
普段の実験では、吸光光度計って測定器械をつかって、
色の濃さから薬の作用を測ることが多いからです。

色が消えたら効いてる、とか
青色が出てきたら効いてる、とか、いろいろです。
もともとの化合物に色がついてると、
その色が邪魔をして薬の作用がうまく測れません。

最近は、いい測定法が出来て、
化合物の色に影響されるってことは、あまりなくなりましたが、
それでも色付きの化合物はあんまり出てきません。
合成屋さんの方で、わざと作らないようにしてるのかな?
それとも、色付きの化合物は、安全性に問題があるんだろか?
確かに、胃とか腸が変な色に染まってしまうのはマズそう。

でも、緑色の化合物は見てみたいです。
葉っぱみたいなきれいな緑色。
誰か作ってくれないかな。

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