歌、文化、ニュース、、私は、1980年代に小学・中学・高校・大学を過ごしたので、1980年代はまさに青春まっただ中。いろんな想い出が、体の中に染み付いています。社会人になった90年代以降よりも、やはり80年代の方が記憶としては鮮明ですね。
あのころは、世の中がとてもポジティブで元気だったと思います。バブルの直前、お金にまかせて浮かれてる人も確かにいました。しかし、そうじゃない普通の子供だった私も、目の前の明るい未来を信じて、高揚感の中を過ごしていました。
この十数年、子供たちの目の前には、80年代のあのポジティブな雰囲気があるのだろうか、と不安になります。今は今で、現在を楽しんでいるとは思うのですが、未来に対するポジティブな気持ちがあるかどうかで、人生というのは結構大きな影響を受けるのだと思うのです。
私たちの世代は、80年代の恩恵を受け、90年代以降の世の中を生きてきました。昔は良かったと懐古しながら、ただ、自分の足下を固めるだけで精一杯だったような気がします。
しかし、自分が40代になった今、遅まきながら子供たちのために新しいレールを敷いて、ポジティブな未来を作らなきゃ行けないのではないか、と思うようになりました。研究者としての仕事はもちろん大事だと思っていますが、それ以外にも何か出来ることはないのか。まずは、自分の頭で考え、意見を持つことから始めなくては行けないのではないか、、なんて。
今は、ブログやTwitterというツールを使って、いろんな世代の人とコンタクトを取り、意見を交換できるようになりました。そんな環境の中、みんなである一定の流れをつくり、世の中になんらかの影響を与えることが出来たらなぁ、などと思ったりしている、今日この頃です。
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読者の感想欄を見てみると、こんな感想が。
「興味深い内容ばかりで、勉強にもなるので、毎回楽しみにしています。特に『名前で親しむ薬の世界』が好きです」
何度見ても、こういう感想はうれしいし、これからの原動力になりますね。
製薬関連の研究職をやってるヒトは、常にプロジェクトの失敗と向き合って生きています。理由は色々あるけど、失敗が当たり前の世界。自分が関与しているプロジェクトが製品化され、患者さんの元に届くという機会はなかなかありません。
自分がやっている仕事の内容を論文として世の中に問う、ということも、競争が激しいこの業界ではなかなか難しいものがあります(これは、会社によって差があるのでしょうが)。特許も、最近は生物系は名前を載せてもらいにくいし。
はたして、自分のやってる仕事が世の中のためにたっているのだろうか、という複雑な思いをもつ創薬研究者は、自分以外にもいるんじゃないかなぁ、と思ったりします。
というわけで、薬学生さん向けの雑誌での連載というのは、せめてもの社会への恩返しになってるのかな、と思っています。連載の機会を与えてくださったMILの編集部の方々には、感謝でいっぱいです。
さて、それでは次回の連載の原稿を書くことにします。ネタは決まってるので、あとは一気呵成!
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「輸入インフルワクチンで不妊が起こる」というのは嘘です。根拠は全くありません。
出所となっているサイト(あえて晒しません)によると、以下のような話。
「輸入インフルエンザワクチンには、添加剤としてMF-59というアジュバント が使われている」
「MF-59は、もともと動物用の不妊ワクチンに含まれていた物質である。だから、不妊ワクチンと同じ組成をもつ輸入インフルエンザワクチンを打つと不妊になる」
アジュバントというのは、ワクチンの効果を高めるために使われる免疫増強剤の一種です。詳しくは、以下のリンクを参照してください。
ワクチンの隠し味「アジュバント」
今回のデマでは、「アジュバントとして使われているMF-59に不妊作用がある」ということになっています。これは大きな誤りです。
不妊ワクチンは、「精子または卵子を構成する特殊なタンパク質を体内に投与し、体内でこのタンパク質に対する抗体を作って、精子や卵子に対する免疫反応を起こし、不妊を起こす」というものです。
ここで、気をつけなくてはいけないのは、「不妊ワクチンが不妊を引き起こす原因となる物質」は、「動物の精子または卵子を構成する特殊なタンパク質」だということです。アジュバントは、「動物の精子または卵子を特殊な構成するタンパク質」に対する抗体を産生する「手助けをする物質」に過ぎません。
だから、アジュバントだけを投与しても、不妊は起きません。「動物の精子または卵子を構成する特殊なタンパク質」を含まないインフルエンザワクチンに、アジュバントが添加されたからと言って、不妊が起こることはありません。
新型インフルエンザワクチンについては、余り情報がいきわたっておらず、さまざまな憶測がながれています。現在のところ、安全性については、通常の季節性インフルエンザワクチンと同等程度の副作用が認められるとされています。
インフルエンザワクチンには、まれに重い副作用(接種者100万人について1-2人のギラン-バレー症候群)が認められるのは事実です。しかし、この副作用はアジュバントがなくても起こるものです。ワクチンを接種しないことでインフルエンザが悪化して起こる、脳症や重度の肺炎が起こるリスク(確率)の方が、遥かに高いと考えられます。
私なら、迷わず家族にワクチンを接種させます(新型インフルエンザワクチンが手に入ればの話ですが)。
インフルエンザワクチンの接種は任意ではありますが、少なくとも「輸入インフルワクチンで不妊が起こる」という理由で接種しないということだけは止めてください。
デマによって健康被害が起こることだけは、避けなくてはいけません。
追記:輸入ワクチンについては発がん性の恐れがある、との噂も見かけますが、問題はないと考えます。発がん性の有無については、詳細な検討が必要です。しかし、今回のワクチンについては、投与量が少ないということ、ぜいぜい2回の投与のみであるということ、だけを考えても、問題はないものと考えます。
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予約をしていたものの、病院は順番待ちの子供たちでいっぱい。大分予約時間から待たされて、ようやく順番が回ってきました。
娘は、注射をこわがることは無くなりましたが、痛いのはやっぱり嫌なよう。診察室に入るだけで、表情がちょっとこわばります。
注射は、あっという間に終了。ちょっと痛かった、と言ってましたが、無事クリアです。昔から、注射のときに泣くことはなかった強い子だったのですが、ちょっと不安げな顔が見ててなんとも愛おしい。
私も看護婦さんに注射してもらいました。今年の注射は痛くない??なんて話をTwitterで聞いたので、どんなかな?と思ってたんですが、確かに痛くありませんでした。嫁さんも同意見。果たして何が違ってたんだろ。まぁ、プラセボ効果かもしれませんが、とにかく痛くないのはうれしいことです。
家に帰ってお風呂の中で、娘と注射遊びして遊びました。おもちゃの注射器にお湯を入れて、腕にチューっと注射します。こんなに大っきい注射したら痛いだろうな、なんていいつつ、最後は注射器を水鉄砲にして大騒ぎ、となりました。
ワクチンの効果は絶対ではないですが、やはり感染してもある程度悪化が防げると言う安心感は大事だと思います。とはいえ、新型インフルエンザのワクチンは、まだまだ手元に来そうにないので、油断せず、手洗い、消毒、うがいをしていきたいと思います。
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ネズミさんの背中の毛を、全部バリカンで刈って、
露出した皮膚に薬をどんどん注射して行きます。
皮内注射という注射の方法で、
打ち終わったあとの見た目は、お灸を据えたような感じ。
液を皮膚に打ち込むのはものすごく痛いので、
ネズミさんは麻酔で眠っています。
この作業を、延々と続けて行きます。
とっても疲れるけど、単調作業なので頭はつかれません。
時計を見ながら、ひたすら毛刈り、ひたすら注射。
単調作業に思ったより集中できたのか、
予定より大分早く実験を終えることが出来ました。
この作業をもう一回すると、
ネズミさんにいろんな変化が起こってきます、
この変化に対して、薬がどのような作用を示すか。
長丁場の試験ですが、それだけに期待も高まります。
実験を始めるときの高揚感をずっと維持して、
楽しく実験を進めて行きたいと思います。
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